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フェアトレードの基準

 フェアトレードの基準は商品を認定する基準と商品を取り扱う組織を認定する基準の二種類が一般的です。また熊本市のように、フェアトレードを行う自治体を認知するフェアトレード・シティ(タウン)の基準もあります。認定された商品・組織・自治体は、認定を受けたことを示すマーク(ラベル)を使うことが認められます。ただし、認定組織に認定されない活動でも、直接生産者と関係を持って、フェアトレードを行っている場合も多くみられます。

 以下に、WFTO(世界フェアトレード機関:World Fair Trade Organization)が、フェアトレードの活動を行う組織を認定する際に用いる10の基準を紹介します。
生産者に仕事の機会を提供する
貿易によって貧困を減らすことを目指します。
経済的に立場の弱い生産者が収入を得て自立できるよう支援します。
透明性と説明責任
経営管理や商取引の透明性を保ちます。
投資家に対し説明責任を持ち、商取引の機密性について配慮します。
関係する従業員や生産者が意思決定のプロセスに関わるようにし、全ての取引関係者に適切な情報を提供します。
責任者の資質の工場を目指す
立場の弱い生産者に対し、社会的・経済的・環境的に満足できるよう配慮し貿易を行います。供給者は要求された 品質・仕様で時間通りに配達される商品に対し、敬意を払います。

フェアトレード購入者は、領収書とガイドラインに従った料金で注文します。必要であれば、少なくとも50%の代金 を前払いで支払います。

南部のフェアトレード供給者は、フェアトレード製品を生産、または成長させている生産者や農場主を経由して、 前払いされた代金を受け取ります。

購買者は注文した商品をキャンセル、もしくは返品する場合、供給者と相談します。 生産者や供給者に無過失でキャンセルされた場合、生産にかかった労働時間に応じた賃金を保障します。 配送された商品に問題がある場合は生産者、供給者と相談します。要望通りの品質でない場合、商品数が違う場合は 補償します。

長期にわたる関係性を築き、相互に敬意をはらい、フェアトレードの推進と成長に貢献します。 関係者は、生産者の収益を増加させる為に貿易量の増加を目指します。 他のフェアトレード組織と協調し製品を生産します。許可なく他の組織と重複したデザインは避けるようにします。
生産者に公正な対価を支払う
相互に同意を得、公正で、市場で持続可能な対価を生産者に支払います。男女が平等で仕事ができ、平等な賃金の 基準を通して、社会的に容認された報酬を支払います。 公平な対価を維持できるよう、必要であれば生産者が使用する建物の生産量の支援も行います。
子供の労働、強制労働を守る
国連の「子どもの権利条約」および、現地の法律や社会的慣習を尊重し、強制労働を強いる事はありません。 「子どもの権利条約」に準拠し、現地の法律、慣習に配慮し、強制労働をさせていない生産者から商品を購入します。 子どもが生産に参加することがある場合、それが子どもの健全な成長や安全、教育を妨げないよう、常に公開し、観察します。
性別に関わりなく平等な機会を提供する
報酬やトレーニングの機会など、宗教、階層、性、組合、政治的所属、HIV/Aids 状態、年齢などで、雇用内容に不平等がないようにします。男女に平等にスキル向上や昇進の機会を提供し、妊婦向けには安全で必要な物を取り 入れます。女性も意思決定の場に参加する事ができます。全ての労働者の権利を尊重し、団体交渉をする為に組合に参加する事も可能です。団体交渉が法律・政治上禁止されている地域では、独立して交渉できるようにします。 組織の代表者は差別対象としません。

女性は労働時間に応じた対価を受け取り、男性が同じ労働をした場合と同等の対価を受け取る事ができます。 女性の労働の価値が低い地域においては、価値の再評価をし、スキルに応じた労働を提供するようにします。
労働環境を守る
生産者が安全で健康的な環境、労働時間で働くことができるよう、生産地の法律やILO(世界労働期間)で定められた条件を守ります。安全で健康的な環境についての意識を上げ、向上していけるようにします。
生産能力の向上
経済的に立場の弱い生産者をフェアトレードを通じてよりよく発展させるようにします。スキル開発と雇用数の増加を図り、管理スキルや生産性を向上し、地方/地域/国際間のフェアトレードを活発化します。フェアトレード 製品を購入する事で、立場の弱い生産者の能力開発を図ります。
フェアトレードの推進
フェアトレードの目標と活動について広報や啓発を行ないます。また、消費者に対して商品の生産の背景について 情報を提供します。
環境に配慮する
入手可能である限り、持続可能な生産が確保された資源を原材料に用います。エネルギー消費を抑え、可能であれば再利用し、排気ガスを抑えます。 オーガニックや少量の防虫剤を使用する事で、環境への影響を最小限にします。 購入者、輸入業者は持続可能な資源から生産された商品を購入する事で、環境への影響を抑えます。 全ての組織は再利用性、また環境に負荷の低い素材や手段を使用します。

(WFTO より引用)